ハウスクリーニング道場はじめての人が、一人前になるまで

STEP 03 水回り

水回り5点は、
最初の10分の準備で決まる

水回りの5点(浴室・トイレ・洗面所・キッチン・レンジフード)を1日でまとめて受けることは、よくあります。新人さんがいちばん時間をなくすのは、1か所ずつ順番に「洗って、待って、流して」をくり返すことです。

アライズでは、最初の5〜10分で、時間のかかる汚れに先に洗剤をかけておきます。洗剤が効くのを待つ間に、ほかの場所を進めます。

最初の5〜10分でやる準備

  1. 浴室:エプロン(浴槽の前のカバー)と換気扇のカバーを外し、浴室全体にカビ取り剤をかけて置いておく。
  2. 排水口:浴室・洗面所などの排水口の部品を集めて、バケツでつけ置きする。
  3. トイレ:タンクのフタを外して、カビ取り剤をかけておく。
  4. キッチン:レンジフードとガスコンロの部品(五徳など)を外して、アルカリ性の洗剤につけ置きする。
  5. トイレの汚れが強いとき:便器に酸性の洗剤をかけて置いておく。

カビ取り剤を使う間は、窓を開けるか換気扇を回します。塩素系と酸性の洗剤は一緒に使いません。トイレで酸性の洗剤を使う日は、タンクのフタは便器から離した所でカビ取り剤をかけて、流す水がまざらないようにします(まぜると危ない洗剤)。

仕上げる順番

準備が終わったら、洗剤が効くのを待つ間に、待たなくてよい所から仕上げていきます。

  1. 洗面所:トイレのタンクのフタも、ここで一緒に洗う。
  2. トイレ
  3. レンジフード・キッチン:つけ置きした部品は、この時点でやわらかくなっている。
  4. 浴室:いちばん長く洗剤を置いた所を、最後に流す。

最後に、5か所をもう一度見て回ってチェックします。オプションがない所(たとえばレンジフードがない日)は、準備から外すだけで、順番はそのままです。

この順番にする理由:つけ置きの時間と、カビ取り剤がしみこむ時間を、できるだけ長くとるためです。最初に仕込んだ所ほど、あとに回します。

浴室のこつ

  • カビがひどい浴室:最初に浴室まるごとカビ取り剤をかけて、待つ間にほかの場所を進める。
  • エプロン:外して置いておくと邪魔になる。漂白剤をかけたら一度戻して、最後に流すときに一緒に洗うと早い。
  • 乾かしてからチェック:拭き上げて乾燥機で乾かすと、残った水垢が白く浮いて見える。空室では必ずやる。
  • 黒い浴室の水垢:焦げ落とし用の研磨剤は使わない。酸性の洗剤とメラミンスポンジで落とす。

キッチンのこつ

  • 五徳の焦げ:お湯とアルカリ性の洗剤でやわらかくしてから、三枚刃のスクレーパーでこそげ落とす。焦げは時間がかかるので、準備で一番に仕込む。
  • 分解できない換気扇:漂白剤をかけてから、高圧洗浄機で洗う。
  • 大理石の焼け:研磨しないと取れないので、掃除の範囲をこえる。手をつける前に、お客さまにそう伝える。
部品は、外す前に作りを見る作りを覚えずにばらすと、戻すときに時間をなくします。初めての部品は、外す前に写真を撮っておきます。

← 一人前までの道のり(STEP 03)に戻る